多少認識度が上がったアヴァンポップの世界ですが、
その源流を辿ると、
Henry Cowを代表とする
イギリスの前衛ロックレーベルRecommended Recordsに行き着きます。
いわゆるレコメン派と呼ばれた彼らの活動は全世界に大いなる影響を与え、
死に体同然だったロックという音楽構造に新たな可能性を示しました。
アヴァンポップは、
いわばレコメン系とフレンチポップ、
さらにはフランス近代音楽などをも巻き込んで生まれた
フランス流の前衛ロックであり、
また90年代以降は、
モンドミュージック経由での新しい解釈によって、
ラウンジミュージックのオルタネイティヴなスタイルとして
以前より広く認知されるようにもなりました。
SONOTAでは「プログレの流れ」ではない解釈で
このレコメン?アヴァンポップ、また各国で独自の発展を遂げた前衛ロックの姿を
追っていきたいと思っています。
Henry CowUS盤。1979年。アヴァンロックの重要バンド、ヘンリーカウの二枚目。後期の重要メンバー Lindsay Cooper が新加入。定石の楽器編成を避けるアグレッシブな選択で選ばれたクーパーはバスーン奏者でした。B面の多くは「スタジオ作曲法」 (一種の組織的即興演奏法と思われる) で制作されてます。 genre = レコメン・アヴァンポップ Avan-Pop, RIO
#15576
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Peter BlegvadSlapp Happy「Sort of」がRecommended Recordsから英国リリースされた時にボーナスとして付属した、メンバーBlegbadの片面オンリーソロシングル。本当に摂取したのはアルコールなんですかね?と思わざるを得ない遊び心たっぷりのアヴァンギャルド酩酊ソング。無音のB面盤面は丁寧に手書きの絵が彫り込んであって素敵! genre = レコメン・アヴァンポップ Avan-Pop, RIO
#15346
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Hatfield and the North英盤 80年。2枚のアルバムを残して解散したハットフィールド&ザ・ノースの解散後に出たベスト盤的編集盤。シングルオンリーの曲やライブテイクなどのレアトラックも収録されているうえに、ジャケも素晴らしい、ハットフィールド&ザ・ノース関連のアルバムの中でも一番のレア盤になっている。名曲レッツ・イートをアナログで聞きましょう! genre = レコメン・アヴァンポップ Avan-Pop, RIO
#14731
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Fred Lane and His Hittite Hot Shots(CC) 86年。ソングライトとフロントマンをつとめるフレッドレーン (aka Tim Reed) をフィーチャーした南部アラバマからのシュルレアリスト軍団。エルヴィス、探偵ドラマ、西部劇など、様式化したイメージを振り撒く素材をパロディー的手法のマニエリスムで再構成した、諧謔味あふれる好作。全員変名ですが、Curlew の Davey Williams (g,reeds) や、LaDonna Smith (keys) らがメンバーのようです。 #11136
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Etron Fou Leloublan仏盤 82年。マルセイユが生んだ、あまりに独創的な前衛ロックバンドの、代表作といわれる3枚目。F.Frithのプロデュースだが、レコメン=ヘンリーカウの図式は全く見受けられず、むしろC.ビーフハートとの構造的な共通点が感じられる。ロックの文脈にこんなアンサンブルが成り立つ余地があることが不思議。 genre = レコメン・アヴァンポップ Avan-Pop, RIO
#10805
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