Ibo Simon70年代。フランス領マルティニークのSSW、Ibo Simonによる1970年代のレアシングル。しゃがれ声のシャウトヴォーカルが印象的で、ビギン・ソウルと呼ばれていたそうです。カリビアンファンクの「B.I.B.」とポップながらしゃきっとしたビギンビートが魅力の「Six ze d'matin」。ありそうであまりなかったサウンドですね。 #15666
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Hi Hopes¥5,500
HH 1002 LP US盤 76年
media: VG++ sleeve: VG++
アナハイムの障害者専用学校「ホープ高校」の生徒によって結成されたHi Hopesは、ろうあ、ダウン症、知恵遅れなどの様々な障害を乗り越え、現在まで十枚以上のアルバムを出し続けている。アナログ盤は数が少なく、世界中の好き者だちが探している。76年にリリースされた本作は、支援者であるJohn Higginsなどが障害者たちをゲストに制作した番外編ともいえる一枚。本当にせつない名曲A1、期待通りのヘロヘロ女性ボーカルが聴けるB4、意味のないパンニングが楽しいB5など必聴! #15774
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Gene Leesカナダのオンタリオ州カナタ市のローカル?レーベルKANATAから1971年にリリースされたGene Leesの自作自演1stソロアルバム。Gene Leesは作家、作詞家、ジャーナリスト、写真家など多彩な肩書きを持つ才人。ジャズのレコードのライナーノートは優に100を超え、作詞家としてはBill Evansの"Walts For Debby"やLalo Schifrinの"Reflections"、Milton Nascimentoの"Travessia"の英語詞"Bridges"、Jobimでお馴染みの"Corcovado"など、ポピュラーな作品も少なくない。KANATAレコードは彼が深く関わっていたと思われる。同レーベルからアルバムも出しているMilan KymlickaやWillkinsとの書き下ろし共作曲もあり、Jerry TothやEugene Amaroをはじめとしたカナダの名プレイヤー達が演奏という、素晴らしいカナダ産ボサ&ソフトジャズアルバムの知られざる傑作アルバムです。先入観をすてて試聴よろです! #15777
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David Cunninghamフライング・リザーズの主宰として、マイケル・ナイマンやディスヒートのプロデューサーとして、ニューウェイヴと前衛ロック、現代美術までを結んだ重要人物、デビッド・カニンガムの学生時代のソロアルバム。A面はミスタッチを拡張させていく、まさにマニュアル・オブ・エラーズな「Error System」を使った変則ミニマル群。B面もおそらく曲ごとに何かのルールに則って作られたと思われる反復中心の脱線現代音楽が並んでおります。 #15778
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Mike Westbrook Concert BandUKジャズ、ジャズロック、プログレなどにカテゴライズされがちなWestbrookですが、コンサートバンド名義のこのアルバムを聴くだけでも、そんなジャンル分けがあほらしく思えてきてしまいます。一流のプレイヤーによるグルーヴィーかつ自由な演奏、Norma Winstoneの美しいスキャット、そしてなんといってもWestbrookのモーダルジャズに繊細なメロディを織り込んだ、ちょっと陰のあるソングライティングがこのアルバム独特の浮遊感を紡ぎだしてます。アルバム通してじっくり聴き込みたい名作です。ジャケもWestbrook本人によるものだそうです。 #15761
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Three Pea's in a Podd70年代前後にミシガン州でローカルな活動をしていたというお豆トリオ。エレキアコーディオン Sanovox の "Wild" Wally Klejment (aka Max Effort)、コルネットの Jerome "Mr. Shop" Byville、本業はラジオアナウンサーのドラマー Dick Wallace の三人組。Call Me、Goin' Out of My Head、Can't Take My Eyes Off You、If I Ruled the World とかエエ選曲ですよ。ヨカジャケ。 genre = プライベート・ローカル Private,Local
#15762
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Etron Fou Leloublanロックの脱構築を実践したエトロンフー5枚目にしてラストアルバム。前衛的かつポップ、かつて聴いたこともないようなアンサンブルは、すでに完成の域に達し、プログレやレコメンファンも平気で置いていく痛快さ。pro. Fred Frith。 genre = レコメン・アヴァンポップ Avan-Pop, RIO
#15772
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The Honeymoon Killers元々はベルギーで生まれたポストパンクバンドに、レコメンフランス支部中心人物でもある鬼才マーク・ホランダー率いるアクサクマブールや女性ボーカリストなどが合体して出来たハネムーンキラーズの大名盤2nd。フランス的なユーモアを纏ったニューウェイヴ・テクノポップと前衛ロック流儀を繋ぐ貴重なサウンドは唯一無比!ちなみにアルバムタイトルは、フランス語での「The Honeymoon Killers 」で、合体する元のバンド名でもあります。 #15806
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Mark LindsayPaul Revere & The Raidersのボーカリストのソロ2nd。ロジャニコの "We've Only Just Begun" カバーをはじめ、アルバムすべてのアレンジを担当した職人Artie Butlerの腕が冴え渡るソフトロッキンなポップス名作です。 #15889
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Mary Fordフォード車のプロモ用ノヴェルティーですが、Las Paul とのコンビが知られる Mary Ford の珍しいソロアルバム。コンビ時代のおなじみのレパートリーを、往時と同じく多重録音びんびんで聴かせます。ここでのバッキングはおそらく Les Paul フォロワーとしてギタリストになり、スタジオミュージシャンとして活躍した Mary さんの弟 Bob Summers でしょう。 #15820
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Priscilla Paris御存知パリスシスターズのリードヴォーカル担当美女のソロ。ビリーホリデイのレパートリーをあの俯抜けたウィスパーボイスでお洒落に...。ビリーホリデイ他の歌伴奏でも活躍した Jimmy Rowles がピアノ担当。Do Nothing till You Hear from Me、Stars Fell on Alabama、Tenderly などなど。 #15846
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Barbara MullaneyBarbara Knox、Rita Littlewood、Rita Sullivanなど、名前もコロコロ変わり、結婚や離婚、殺人に巻き込まれたりと波瀾万丈そのものの人生を送るイギリスの女優が73年に唯一リリースしたアルバム。「イギリスの伊集加代子」スキャットの女王Barbara Mooreと、敏腕プロデューサーToby Palmerがプロデュースを担当した、豪華でキレのいいアレンジと意外なほど実力派のボーカルが心地よい名盤です。特にMooreのコーラスワークが冴えるヒップなB5 "Paradise" が最高! #15849
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Hurricane Smithハリケーン・スミスのとても稀少な2ndアルバム。アビーロードスタジオのエンジニア/プロデューサーだったノーマン・スミスは、ジョージ・マーティンの元でテープオペレーターとしてビートルズのデビューから関わり、のちにピンクフロイドのデビューアルバムのプロデューサーとして有名になった人物。"Oh, Babe〜"が世界的に大ヒット。しわがれ声のハリケーン・スミスの曲はいつまでも色褪せることのない不思議な魅力を持っています。それはそうと、ジャケに描かれてるレオタード姿のダンサー達、よく見たら全部ヒゲが生えててスミスの顔になってる・・・ genre = ポップス70年以降 Pops +70
#15850
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Hurricane Smith72年。イギリスでのデビューアルバム。本業は録音エンジニアの Hurricane Smithこと、Norman Smith。オールドタイミーでとぼけた味わいのポップ SSWとしても成功。代表曲Don't Let it Dieなど収録のレトロ調ポップ ベーシック名盤でございます。 #15851
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Groopソフトロック超名作!昨年末のロジャニコの新譜発売で話題を持って行かれた感はありますが、今年のソフロ界の大きなニュースとしてGroopの再発がありましたね。でも、やはりこの曲だけはアナログで、シングルで持っていたい!って人も多いのではないでしょうか?とにかく、ソフロ好きならだれでも虜になってしまう永遠の名曲です。 genre = ソフトロック基本編 Sunshin Pop Well-known
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Michael BrushUSミシガン産SSW~AORのPRIVATE PRESS盤。JAZZ~BLUESピアニストMICHAEL BRUSHが唯一残した全編ジャンルレスに楽しめる充実のアルバム。AOR、ソウル、ジャズ、ポップス、SSWなどの良いところを集めたような、それでいてどこか異質さやプライベート感も残したままの文句なしの名盤です。 #15815
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Beach GirlsJean Thomas参加でいわばRag Dollsの変名グループのBeach Girls !こんなに可愛くて素晴らしい曲がこの世にあったのか…!?と思う程、素敵すぎる"Skiing in the snow"。マジでこれさえあれば、他の60'sガールポップはいらんでしょう。ガールグループ、チルドレン、ソフトロック、サーフの良いところを抽出した奇跡の完成形7"。B面のオルガン・インストもイイ味出してるんだな〜。もちろんBob Crewe Production。Arr. by Charlie Calello。 #15781
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Jim Fassett50年代。不思議な指揮棒を拾った少年が動物に歌を歌わせるというお話レコード。「Strange To Your Ears」「Symphony of the Birds」などで知られるサウンド操作のマエストロJim Fassettがテープ編集で実際にネコちゃん、羊くん、牛さんなどに歌を歌わせちゃっております。今ならサンプラーを初めて使った人ですらやらないようなことですが、50年代の子供達にはさぞや不思議なサウンドだったことでしょう。B面は動物にまつわる楽しい楽曲集です。メジャー作品にしてはあまり見かけないので、この機会にドゾ!盤質ジャケ質イマイチ特価。 #15782
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Gigliola Cinquettiイタリアの誇るカワイ子ちゃん!フランス・ギャルと競作の同曲でサンレモ音楽祭に出演し、見事入賞した"雨"収録。ハープシコードをフィーチャーしたポップでガレージなアノ曲です。ギャルちゃんと比べてみると、やっぱりイタリア語のほうがノリがイイ感じね。B面はA面以上にノリノリ&グルーヴィー&ロックでかっちょいい!こういうズンドコいってるガールズガレージってやっぱりいいっすよね。ジリオラちゃんのクールなヴォーカルもナイス! Orch. by Franco Monaldi。 #15883
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Googie and Tom Coppola夫婦デュオ80年の唯一作にして最高傑作なCCMジャズソウルAOR。ハービー・マンのバックバンドなどで活躍していたトムのさすがのアレンジと演奏、グーギーのキュートかつテクニカルなボーカルが見事に合体し、この大傑作が生まれました。コードワークが素晴らしい「Let this river flow」から、グーギーのハイトーンボイスとトムのメロウなエレピが炸裂するスローナンバーまで、常に高クオリティで突っ走る必携の一枚です。 #15814
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